15.ITコンサルタントの仕事は、本当のコンサルタントではない???

15.ITコンサルタントの仕事は、本当のコンサルタントではない???

こんにちは。

時代は令和となり、一カ月近く経ちました。

お元気にお過ごしのことと思います。

 

さて、今回は、あるブログを引用します。

辛口のブログですが、その分参考になると思います。

 

 

 

ITコンサルタントの仕事内容がコンサルでない理由

 

 

『ITコンサルタントとは~ITコンサルタントの仕事内容がコンサルでない理由』なるブログを拝読しました。

長いですので、幾つかの箇所を抜き出してそのまま引用させていただくことで、ブログの主旨をご提示したいと思います。

 

1.
まずコンサル風に結論から言わせてもらおう。ITコンサルはコンサルではない。この記事ではITコンサルタントがコンサルタントではない理由を説明したい。

2.
Wikipediaがいうには、コンサルタントとは、クライアントの発展のための解決策を示してその発展を助ける業務を行う人のことらしい。
これが落とし穴だ。

3.
ウォーターサーバーの営業マンが「弊社のウォーターサーバーを導入すると、従業員ののどの渇きという課題が解決されて、御社の発展につながります」と言って営業をしていたら、この営業マンはコンサルタントになってしまうのだ。

4.
いうなれば、世の中の営業マンはすべてコンサルタントということになる。保険の営業だろうが宗教勧誘だろうが、インターネット回線の営業も生協の営業もすべてコンサルタントである。

5.
世間がイメージしているコンサルタントとは、クライアントの経営陣とのディスカッションを繰り返して、キレのよい分析や解決策を提供する職業に違いないだろう。

6.
コンサルタントが提供するのは問題解決のアイディア(思い付きという意味ではない。戦略といってもいい。)そのものだ。適当な理由をつけて自社製品を解決策だと言って売り込む営業マンはコンサルタントではなく営業マンだろう。

自らの頭脳を使うという点も重要だ。他人のアイディアを売り込むのはコンサルタントじゃない。そんなやつはただの伝書鳩だ。

代表的なコンサルティングファームであるマッキンゼーアンドカンパニーやボストンコンサルティンググループ(BCG)はこの定義でもれっきとしたコンサルティングファームだ。

7.
さて、ITコンサルタントがコンサルタントでない理由を述べよう。

ウォーターサーバーの営業マンをコンサルタントの呼ばないようにするために、コンサルタントを「顧客の解決のために自らの頭脳を使って問題解決のアイディアそのものを提供する職業」と定義した。この定義は世間がイメージするコンサルタントそのものであり、ITコンサルタントをコンサルタントではないというためにわざわざ作ったものではない。いまサイトを読んでいる方は定義が妥当だということがわかるくらいの頭はあるだろう。

ITコンサルタントがコンサルタントではない理由は簡単だ。まず、自らの頭脳を使っているわけではない。頭を使っているのはシステムエンジニアであってITコンサルタントではないからだ。さらに、問題解決のアイディアそのものを提供しているわけでもない。提供しているのは自社が作った高額なシステムなのだ。

8.
ITコンサルタントとして身につくスキルとは、いったい何なのだろうか。これはこのブログで今後詳しく述べていくことでもあるので、今回は簡潔に述べようと思う。

よくITコンサルタントで身につく能力について語られる際に、真っ先に挙がるのが、「コミュニケーション能力」である。一般的なコンサルで身につくと言われているような、「問題解決能力」がITコンサルタントで身につくと声高に言われるのはあまり聞いたことが無い(もちろん、恥知らずにもそれを大声でいうようなコンサルティングファームも一部存在するようだ)。

それは当然である。なぜなら、先ほども述べたように、ITコンサルタントは問題解決のプロフェッショナルなどではなく、システム営業だからだ。

やることはクライアントの述べた課題から、真の課題を見つけることでなく、無理難題を述べるクライアントと社内のエンジニアの間で板挟みになり、双方の顔色をうかがいつつ妥協点を見つけていくことである。イシューからはじめるのではない。

9.
ほとんどのITコンサルタントは、エンジニアと話が通じる程度のプログラミング知識を持っているだけで、ゴリゴリとコードを書いていけるような人は少ない。多くのITコンサルタントは、ITとコンサルティングをかけ合わせた立場を選んでしまったがゆえに、結果としてITスキルもコンサルティングスキルも中途半端な「使えない人材」になってしまうのだ。

10.
なぜこんなブログを書こうと思ったのか、不思議に思う方もいると思うので、最後にそのことについて述べて終わろうと思う。

11.
私は、ITコンサルタントが何かをよくわからないまま、新卒や第二新卒でITコンサルタントになってしまう就活生、若手の社会人がこれ以上増えてほしくないのだ。そして、今ITコンサルタントをしている方々にも、もう一度、このままでいいのかと逃げずに自問自答してほしいのだ。そんな気持ちから、このブログをはじめようと思った。

むやみやたらにITコンサルタントを非難しているのだとは決して思わないでほしい。私はただ、「コンサル」という文字がついているから、ITコンサルタントをコンサルだと思ってしまう哀れな人々をどうにかしたいだけなのである。もちろん、このブログに対しては賛否両論、様々な意見があるだろう。批判もあってしかるべきだ。

 

以上、幾つかの箇所を抜き出し、そのままの順番で引用しました。

 

 

まとめると

 

ブログの言葉を変えずにまとめると、概要は次のようになります。

 

世間がイメージしているコンサルタントとは、クライアントの経営陣とのディスカッションを繰り返して、キレのよい分析や解決策を提供する職業に違いないだろう。(前章5)

コンサルタントが提供するのは問題解決のアイディア(思い付きという意味ではない。戦略といってもいい。)そのものだ。(前章6)

自らの頭脳を使うという点も重要だ。他人のアイディアを売り込むのはコンサルタントじゃない。(前章6)

さて、ITコンサルタントがコンサルタントでない理由を述べよう。(前章7)

ITコンサルタントがコンサルタントではない理由は簡単だ。まず、自らの頭脳を使っているわけではない。頭を使っているのはシステムエンジニアであってITコンサルタントではないからだ。さらに、問題解決のアイディアそのものを提供しているわけでもない。提供しているのは自社が作った高額なシステムなのだ。(前章7)

やることはクライアントの述べた課題から、真の課題を見つけることでなく、無理難題を述べるクライアントと社内のエンジニアの間で板挟みになり、双方の顔色をうかがいつつ妥協点を見つけていくことである。イシューからはじめるのではない。(前章8)

 

 

さらにまとめますと、


本来のコンサルタントとは、

・問題解決のアイディア(戦略)を提供する。

・自分の頭脳を使う。

しかし現実は、多くのITコンサルタントが、

・自分の頭脳を使っていない。

・自社が作った高額なシステムを提供しているだけだ。

 

私の感想

 

ITコンサルタントを目指す人にとっては、大変分かりやすいブログだと思います。

ぜひともブログの全文を読んでいただきたく思います。→ 全文はこちらです。

 

ただし、辛口のブログに自信がなくなり、ITコンサルタントにチャレンジすることすら諦めてしまうならば残念です。

ITコンサルタントを目指すならば、「コンサルタント」の神髄に気付き、学び、努力し、自分の力量をUPしてほしいと思いました。

 

 

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